こんにちは、パワーコープです。
帰朝報告第2弾という事で、グランフォンド当日の模様ですね。
なんとなんと夜中から物凄い雷雨になりまして、救急車とパトカーがサイレンをけたたましく鳴らし乍ら走り回ってる状態でした。
朝の5時過ぎです。
日本人なら誰もが中止だろうと思ってたんですが、取り敢えずトレビゾの旧市街のスタート地点にまで行こうという事になりました。
このバールの横に何千人ものレーサーが立ってます。
先頭地点です。
はっきり言って、こんなマジなレーサーばかりの参加だとは思っておりませんでした。
ブログの写真を撮り乍らのサイクリング程度にしか思っていなかったのを痛く反省。
なんだか予定時刻を大幅に過ぎてもいっこうにスタートする気配が無いので、あちこちうろついてたらなにやら人ごみを発見。
なんとイタリアチャンピオンのポッツアート選手が来ておりました。
顔の小さい事、かっこいい事、愛想のいい事、確かに人気は出ますねえ。
当然握手もしてもらいました。
先頭近辺にいた日本のショップ連中は気がついたんですが、後ろのほうの一般参加の連中は誰も知らなかったと思います。
1時間以上遅れて待ってると雨も小やみになり、青空ものぞいてきました。
ただし、山の上の天候と道路状況が最悪と判断され、200Km超えのグランフォンドが急遽中止となり、全員が中間距離の135Kmに変更となりました。
135Kmのコースも当日の朝になって細かく変更してしまうのがイタリア流というか協力的な警察の力に驚きです。
いざスタートすると、単なるサイクリング大会だと思ってたのが大間違い。
地元のクラブチーム連中の早い事早い事。平地では完全に日本の実業団より早いでしょうね。
TTで新城君や別府君が欧米人にまるで歯が立たないのがよーく理解出来ました。
また朝までの雷雨の為、あちこちで街路樹が倒れたり小枝や石が散乱していて、次から次にパンクしてました。
登りにさしかかって偶然見つけたピナレロの社長です(多分)。スカイのウエアを着た黄色のヘルメットの方。
中には当然お腹の出っ張ったライダーもいるんですが、何故だか早いんですよ。
登れなくて歩いてるんじゃなく、人が多過ぎて乗ってられない状態があちこちで発生しました。
細かい折り返しが続きます。
ここから下ります。可愛いオネーチャンも沢山走ってますが大抵男も一緒でした。
一回目の補給ポイントです。大会には様々なスポンサーがついてるので何でも有り状態でしたね。
小高い丘の上からイタリアっぽい風景をと思ったのですが、なかなか見つかりません。
アップダウンが連続してるうちに第2補給ポイントに到着です。
どこの町にもこんなのが普通に建ってます。
実はここに到着するまでにイタリアのクラブチームの列車に乗ったり、千切られたりを何回も繰り返したので足は一杯で、立ち漕ぎをすると太腿が同時に吊りそうになってしまいました。
ふくらはぎが吊るという経験はありましたが、左右の太腿が吊るという事には驚きました。
まだまだ追い込めるんだと思うと多少嬉しくもなりましたね。
ここからの長い下りで人生最高速を記録しましたが、当然写真は無し。
なにせイタリア人は地元意識のせいか男も女も無茶下りをしているので、私もつられましたよ。
第3補給ポイントに着く頃には不要だと思ってた34の29の御世話にもなりました。
駄目ですねえ、登りで吊らないのはそのギアだけになってたんです。
この後も登ってから下りになってトレヴィゾまで戻るんですが、平地だとついつい前を追ってしまいます。
65歳くらいのイタリア人の後ろに20歳くらいのアメリカ人が付いたまま状態に追いつき、楽は楽だったのですが、ここは大和魂で先頭に出て1Kmほど前方の20人位の集団の追いつくまで引っ張りました。
先頭交代の常識はまったく通用しませんね、集団に追いついたらグラッチェとかグッジョブとか言ってもらえると思ってたら無言のまま抜かれ、人生最長の先頭引きをした私はその集団からあと5m手前であえなく撃沈。
その後も何人かに抜かれ、何人かを抜いてやっとこゴールしました。
今回はこれで走りました。ピナレロさんで用意してくれたんです。
ドグマカーボンにシマノDi2です。いいですねえ、一緒に行ったナルシマフレンドのニ戸君はご存知でしょうがバリバリの実業団レーサーで、カーボン嫌いだった彼が「ドグマ最高」と言ってましたからね。
硬くもなく、ショック吸収性も良く、さりとて力が逃げてないのがよく分かるフレームです。
さて商売上の連絡も。
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