地獄の富士山
こんにちは、パワーコープです。
昨日のお休みは富士山を走って登ってきました。
頂上に行こうというんじゃなく、あくまでも5合目までです。
30数年ぶりなのかなあ、記憶が曖昧です。
天気予報をよく見ていかなかったら、3合目あたりからポツポツ降ってきて、頂上にたどり着くまでにはビショビショに濡れてしまいました。
走ってる時は冷たさを感じなかったのですが、折り返して下ろうと思ったらガタガタ震えてきました。
ぺらぺらのウインドベストだけしか持ってなかったのが大失敗。
気温は10度前後だったのですが、濡れると寒さが倍増しますね。
まだ小降りです。
時間が経っても止む気配がありません。
意を決して下るしかありません。
下って数百メートルで手が痺れてきて、ヘッド小物が緩んだ時のように体の震えがハンドルに伝わってガタガタ揺れてしまうんです。
もうブレーキレバーは握りっぱなしで、ハンドルにしがみつくようにそーっと下ってたんですが、濡れたリムは滑って怖いのなんの。
Vブレーキのゴムがどんどん減っていくのがレバーの引きしろで分かりましたね。
さすがに一旦4合目の休憩所に緊急避難。白く血の気の引いた指先を揉み、一切動かしてないのに痙攣を起こした太腿を屈伸運動でほぐして25分経過。
感覚が戻った指先を信じて再び4合目から決死のダウンヒルに。
走り始めてすぐに雨量が増し、路面は完全に川のような豪雨状態に。
横は大型小型の観光バスや富士山人気で一気に増えた自家用車がすれすれで抜いていくでしょ、濃い霧も出てるのでリフレクターを2個点灯してもコワイコワイ。
路肩は狭いしガタガタ段差もあっていよいよ最悪の状況となってきました。
どこの馬の骨だか分からんオヤジが路肩で死んでても皆しらんぷりだろうなあとの悲壮な覚悟まで。
やはり日頃の行いが良くないんだ、自業自得なんだ、でも日本一最悪の状況で走ってるのは多分この俺だという変なM的朦朧意識でずるずる滑るように落ちていくこと数十分、2合目あたりから幸い小やみになってきました。
一合目あたりになると完全に止んでいて路面も奇麗に乾いてました。
おやおや、さっきの苦労は何だったのかい?
あの地獄のような苦しみは幻かい? と思えるような状況となってきました。
結局一番下のビジターセンターには無事に着きましたが、富士山を甘く見てた事を息子と共に大いに反省しました。
(息子は下りで死にたくない、との事で無駄な出費をして楽〜な方法で下山)
いやあ近年こんなに恐ろしい思いをした事はありませんでした。
皆さんくれぐれも5合目近辺の天気はよく調べてから登って下さい。
てんやわんやで遅くなった昼食は忍野村の「びわ」という蕎麦屋さんに行きました。
去年見つけたのですが、出汁が美味しく駐車場も広いのでお勧めです。
定番の天ざるです。
食べかけで済みません。
本日は人気商品が再入荷したのでお知らせします。
まずはフィニッシュライン社のギアフロスです。
スプロケットの汚れやプーリーの隙間の汚れ、ブレーキアーチの隙間等の手が入りにくい汚れをかき出すのに向いてます。
¥882です。
2点目はIBERA社のメンテナンススタンドです。
後輪ハブを挟み込むタイプではなく、左右チェーンステイを乗せるだけでいいんです。
前回前々回と即完売でしたから、お早めに。
¥1.890です。安い。
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